20130807

●16 - 筆納めを終えて




一週間前の7月31日。
 
筆納めを終え、「千歳の宮」ねがい大絵馬が完成致しました。
昨年9月に行った秋季例祭の撮影を含め、
約一年に渡る大絵馬の制作でした。
 
南千歳町町制100周年という大きな節目において、
私は絵師としてこの大絵馬を描けたことを、
とても誇りに思っております。
 
 
日々様々なことを感じ、学び、描き続けた数か月。
 
筆を走らせている間、多くの方々との交流・会話を通し、
「南千歳町」の町らしさや人間模様、
100年歩んだ歴史、そして、「願い」が、
筆先から大絵馬に注ぎ込まれたのではないかと感じております。
 
 
描き終えたその時から、大絵馬自身の歴史がはじまりました。
 
 
これから多くの方々と触れ合うであろうこの大絵馬に、
私は大きな期待と 「願い」 を抱いております。
 
 
今後、額装や裏側への名入れ等作業を経て、
914日、「千歳の宮」へ奉納致します。
 
 
大絵馬が私たちに与えてくれること。
それは、「地域のちから」そのものなのかもしれません。
 
 
記:OZ/尾頭/山口佳祐