20130730

●14 - 明日、筆納め致します


7月30日火曜日。
セミの鳴き声が聞こえ、暑い一日でした。

ふと、外を眺めると、一人の男性がこちらをじっと見つめていました。
思わず、「よかったら中でご覧ください」と声をかけ、
中でゆっくり話しながら、完成間近の大絵馬を観ていただきました。

男性は、ガラス越しに見えた大絵馬が何なのか、
気になって足を止めたとのこと。

北信五岳を背景に、人々が御輿を担いで町を練り歩く様子が
生き生きと描かれていて、素晴らしい。
良いものを観させていただいた。

とおっしゃっていました。

また、
普段はこの辺りをよく通るけど、このお宮(千歳の宮)を
お参りしたことはなかったなぁ。
と、手を合わせてお参りしていかれました。

この大絵馬制作を通して、絵馬を制作するだけでなく、
町の方々と会話する中で、
地域とのつながりの重要性を改めて感じました。


本日、背景に描かれていた植物の輪郭線が引かれ、
大絵馬の間仕切りにもなっている“すやり霞”の輪郭も描かれました。


長い道のりを経て、明日、
「千歳の宮」ねがい大絵馬 が完成します。


記:西澤純子